日常その5 ページ6
『うぉぉぉッ!美味そー!』
パシャパシャと写真を撮ってから冷めないうちに食べる。此処でこの餃子の絵を描いていたら冷めてしまうだろう。
『んんんまッ!』
(肉汁やっっば!?ホンマに餃子!?パクパク食べているといつの間にか無くなっていた。
いつも粉もんばっかやったけど…偶には餃子もえぇなぁ。)
『ごちそーさんでした!』
お金を払ってお店から出ると中華街の門?がよく見えるベンチに座って絵を描き始める。急に座ってタブレットを見つめ始めた私はきっと不審者だろう。
『キラッキラやな…さすが東都…』
今回のマンガは小説が原作になっていて、その小説を読んでみたのだが……
治安が悪い描写が多い。
さすがヨコハマ舞台のお話というところだろうか。他より治安の悪いハマで起こる事件を片付ける…
……蹴散らす話。
煙草の描写とかが多いが私は恋愛系や学園物語を主に描いていたので"煙草なんて描いたことねぇよ…!"となった。
自分で吸って観察するのも良いのだが、
…なんかキモくて無理だ。
(そうや!喫煙所行けば喫煙者いっぱい居るやん!我ながら名案!天才では?)
『えぇっと、喫煙所は__』
見つけた喫煙所。此処でタブレット弄ってるとヤベェ奴にしか見えないだろう。
「すみません、職務質問宜しいですか?」
『私ですか…?』
「はい。貴方です。」
悲報。喫煙者描いてたら職質された。
「バッグの中身拝見させていただきますね。」
『は、はい……』
にしても、この人どっかで見たことあるな…
七三分けの眼鏡の警官……
なんやっけ…えと、、
入間…銃兎さんやっけ?
『あぁあぁ!ヨコハマ代表の方や!』
「は、?」
『あれ、ちゃいました?』
「いえ、あってますが……」
『やっぱそうやんな!うわぁ、有名人に職質されてもうた…
うへへ…』
頭を抱えるがへらへらしている私を不審な目で見てから銃兎さんに質問を喰らった。
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作者名:黒綺 | 作成日時:2022年11月3日 23時