日常その36 ページ41
『ひゃっふぅヨコハマ!!』
A A、ヨコハマにやって参りました!理由としては、
んー、なんとなく?
たまにはお出掛けしたっていいよね!
前回?あれはお仕事だよ。今回のは遊び。
『観覧車1人で乗るの悲し。』
まぁ乗るけどね!!!
景色綺麗だし周りの目とか気にしない。
あの目はきっと私が可愛すぎて向けられているんだから。
胸を張っておこう。
あかん……
『迷子なった……』
変な路地裏迷い込んでもうた…
_……せ、はな……せ!
何やら建物の中から声が聞こえる。気になったのでゆっくりと近づいた。
『………?』
裏口から古いビルみたいな所に入る。
と、
そこには人質に取られた一人の小さい男の子が。あれ、なんか見たことあるくね。
『裕太くん!?』
日常その4 で出てきた私の絵を褒めてくれた男の子ではないか。
「……?ねーちゃん!」
私の存在に気付くと、半泣きで此方を見つめて来た。
あかん…
……ショタコンになりそう。
やなくて!あんな可愛い男の子を人質に取るなんて!
__え、ショタコン?
やなくて、何が目的なんやっ!
此処で眺めているだけなのも気が引ける。裕太くん可哀想やし。
『はいはーいっ!人質交代ね。』
前に進み裕太くんを犯人から引き剥がしてその場を交代。
「は、?なんだお前。」
『は?こんな可愛い男の子人質にするとか自分頭沸いてるん?この今にも泣きそうな目ぇ見えないん?人質にする人をせめて考えぇや。』
「………うっす。」
結構正直なんだな此奴ら。
『裕太くんはお母さんのとこ行き。』
「でも……ねーちゃんが…」
『お姉ちゃんは大丈夫や。美少女であり強いからな!』←
『__せやから、安心せぇ。』
笑って見せると裕太くんは深く頷いて建物を去っていった。
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作者名:黒綺 | 作成日時:2022年11月3日 23時