原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず仲良くなりたい。

拾弐ノ刃 ページ13

〜 冨岡 side 〜




倒れていたあの少女が蝶屋敷に運ばれ、本格的な柱中会議が始まった。





それにしても、未来から来たとは...。

そして、あいつがきた世界にはもう鬼はいない。






なかなか興味深い事だ。


話を聞いてみたいとは思うが、俺相手に心を開いてくれるだろうか。









2つ隣の不死川を見るとお館様の前なのに珍しく下を向いている。



それほど何が少女の言葉に色々と考えさせられているのだろう。







不死川が抜刀した際に、俺が大きな声を出して静止したのに不死川はそれを聞いてはくれなかった...。


かなり、心外だ。









産屋敷「あの子が常人じゃないってことは皆認めてくれたかな。」




「「はい。」」







不死川のあんな姿を見せられたらそれは当然。認めざるおえない。









産屋敷「推測に過ぎないけど、あの子は何か重要な鍵を握っている気がするんだ。その為にも優しく接してあげてね？」






心做しか、お館様は不死川と伊黒に向かって言っているように感じ取れる。




煉獄や宇髄もそう感じとったのか、伊黒と不死川の方を見ていた。






不死川・伊黒「...御意」






少し間は空いたが、それでも2人の言葉はピッタリと重なった。


羨ましい。俺も伊黒や不死川と...(ムフフ









産屋敷「しのぶ、蜜璃、君たち2人は同性であり歳も近い。特に面倒を見てあげてね。」






甘露寺「はい！わかりました。」



胡蝶「御意」









菓子類を持っていけば、少しは心を開いてくれるだろうか...。






俺は決して嫌われてはいないが、胡蝶によく「そんな言葉足らずだから、皆に嫌われる」と言われる。





俺は、昔から言葉を並べるのは苦手だ。




俺の言葉足らずで少女を不快な気持ちにさせるくらいなら関わらない方がマシなのだろうか...？

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