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私は今、穴が開くんじゃないかって位、先生を見つめてます。
いや、睨んでるって方が正しいかもしれない。
先生「怖ーな(笑)、、、OK!行ってよし!」
『本当!?』
先生「ああ。今日まで体調は安定してるし。ただ、念のためスタッフは同行させるからな?」
『うん、大丈夫!きゃー、ありがとう、先生!!ッゴホゴホっ!』
先生「お?咳か。こりゃやっぱり無しかなー?」
『違う!むせただけ!むせただけだから!!』
先生「分かってるよ(笑)ま、ご褒美だと思って、楽しんでおいで。」
『うん!行ってきます!』
るんるんしながら部屋に戻ると、見覚えのない綺麗な女の人がいた。
「あ、Aちゃん?初めまして、レイです。」
『レイさん、、、?』
レイ「知念くんから頼まれて、Aちゃんのコーディネートとヘアメイクしに来ました!」
『えっ!?』
レイ「うーん♡知念くんから聞いてたイメージ通り!!こっちで早速着替えてみて?」
知念くんは一体どんなイメージを伝えたんだろうと気になりながらも、言われるままベッドの方へと移動する。
そこに用意されていたのは、薄手の白いニットに淡いピンクのワンピース。ボルドーのタイツと黒の編み上げブーツ。
『うわぁ!かわいい!!』
かわいい服にテンションは一気に上がって、お母さんに手伝ってもらい、着替える。
レイ「できた?、、、うん!バッチリ!ものすごく似合ってる!」
『こーゆー服好きなんです!嬉しいー♡』
レイ「さ、あとはヘアメイクだよ。、、、あー、Aちゃんの肌スベスベ!メイクしがいがあるわ♡」
あっという間にヘアメイクが仕上がり、改めて鏡で自分を見る。
『こんな風にしてもらったのなんて初めてだから、凄く嬉しい!コンサート行けるだけでも嬉しいのに、、、知念くんには本当感謝しないと。』
レイ「言ってくれたら、またいつでも飛んで来るからね。」
『レイさん、ありがとう。』
レイ「いってらっしゃい!」
レイさんとお母さんに見送られて、部屋を後にする。
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cheln(プロフ) - あまりにもリアルすぎて号泣してしまいました。自分の名前を入れてたので余計に涙が止まりませんでした。この作品を読んで良かったです。ありがとうございました。 (2018年4月23日 22時) (レス) id: f22848a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - す―――っごく良いお話でした(´;ω;`)主人公が転生して再び知念くんと会うことが出来て本当に良かったです…!感動しました! (2017年8月15日 23時) (レス) id: 233d6a7085 (このIDを非表示/違反報告)
kaomojijump(プロフ) - お母さんが主人公に気づくところを読んで号泣しちゃいました! (2017年8月7日 15時) (レス) id: 88a463478a (このIDを非表示/違反報告)
Honolulu(プロフ) - 感動した!主人公が死んじゃうところは本当に泣いちゃった(><。) (2017年8月2日 14時) (レス) id: a1925e72c3 (このIDを非表示/違反報告)
陽月(プロフ) - いちごがーるさん» そう言って頂けて、本当に嬉しいです!!よかったぁー、、。安心しました(^^) (2017年7月29日 16時) (レス) id: a2dda5cfec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽月 | 作成日時:2017年6月27日 1時