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「プレゼント…お探しですか?」

明らかに、私のサイズではないものを見てる私に、若い男性店員さんが声をかけてきた。

『いえ……』

美樹をチラッと見て、ただの付き添いアピール。

「これ、あいつ持ってるよね〜」

背後から聞こえた声に驚いて振り返ると、佐野さんがクスクス笑ってる。

「驚き過ぎじゃね?」

『…さ………』

佐野さん!って声をあげかけて、こんなとこで名前呼んじゃダメだ……と息を飲む。


「玲於の知り合い?」

「え?……あぁ……隼の彼女」

私の配慮はどうやら不必要だったようです……。


「マジで?………え…?大丈夫……?犯罪じゃね?」

驚くことに…店員さんは佐野さんとお友だちのようで、私を見ながら隼くんの話をしてる。

…かわいそうに……。
隼くん…犯罪者扱いされてる。


「大丈夫。この子、こう見えて俺や隼と同い年」

「嘘でしょ?………驚きだわ…」

目を丸くしてる店員さんは、隼くんも佐野さんも常連なんだと教えてくれた。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年3月28日 18時

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