My Only Love ３ (ページ34)

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「………何よ…」

クククッて笑いながら私を見る隼くん。

『…何もないです………』

「そ？」

恥ずかしいけど……なんかもう、いいかって気分です……。

「そろそろ行かねぇとか……」

「え？…もうそんな時間？」

それぞれ好きなことして過ごしたけど…あっという間にお仕事に行かなきゃいけない時間になってしまったらしい。

事務所に行くみたいで、みんなで吉沢さんに乗せてもらう話をしている。

「隼……行くぞ？」

「……あぁ……ちょっとだけ待ってて？」

みんな出かける準備をしてて……
隼くんも準備をしてたんだけど、眉がハの字。

「先、乗っとくな？」

苦笑いの佐野さんが、隼くんの腕にグーパンチしてから吉沢さん達と出て行くのを、もう一度お礼を言って見送る。

「行ってくる…」

２人きりのリビングでぎゅっと抱きしめてくれ、そのまま注意事項。

「遅くなるけど寝てていいからね？
……夜、１人で外に出ないでよ？
あと……」

いろんな事を言った後で、頭を一撫で……
キスをしてから出かけて行ったけど、事務所に着くまでずっと、LINEの嵐。

……こんなに覚えらんないな…約束。

１人で呟いて笑ってしまった。