今日:48 hit、昨日:28 hit、合計:10,141 hit
小|中|大
812 ページ12
2日目のライブを終えて、みんなでハイタッチ。
写真を撮るために待機しながら、斉藤さんと話していたら、肩を叩かれた。
振り返ると、私の頬に涼太くんの人差し指が刺さり、ニヤニヤ笑う涼太くん……
……子どもなのか?
「これから小森さんと温泉行くらしいやん?
えぇなぁ…。
俺も行きたいなぁ…。
ついて行こうかなぁ〜」
……子どもよりたちが悪い……。
「小森さん……めっちゃ嬉しそうやったで?」
『私も嬉しいよ?』
「うわ……惚気られた」
呆れながら肩を落とした涼太くんだけど、どこか楽しそう。
『だって……家族以外と旅行行くとか…初めてだし』
「え?そうなん?」
驚き顔の涼太くんと、目を丸くしてる斉藤さんとに挟まれて、笑いが込み上げる。
『そんなに驚きます?』
…だって……
旅行とか行く余裕とかなかったし……。
レッスンも鬼のように忙しかったし…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
186人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2024年2月11日 23時