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その日のリハを終えて……
当たり前だけど食べきれなかったおやつの袋を抱えながら、ジムへ。


「あれ?ひとり?」

ジムを覗くと、タカヒロさんは濡れた髪をタオルで拭きながら、スタッフさんと談笑中。

『浦田さんはエントランスで待ってます』

「そっか。
マジでナイスタイミング!」

そろそろ時間かなぁと思って、シャワーを浴びて待ってたらしい。

「よし、回らない寿司行くぞ!」

すでに予約してくださったらしい。


『わぁい!』

「大量のおやつ抱えて、わぁいって言わないで?」

キャラ変?ってタカヒロさんが苦笑い。


「ったく…かわいいなぁ〜うちの娘は…」

クスクス笑いながら、ジムにいた皆さんに挨拶。

そんなタカヒロさんと一緒に廊下を歩いてエントランスへ行くと、浦田さんは電話中だった。


私達を見つけて手を上げた浦田さんは、片手でちょっと拝むようにして頭を下げた。

「だからさ…もういいから……。
タカヒロも彼女も、謝罪なんか求めてないし………」

呆れた口調の浦田さんは、私と目を合わせて苦笑い。

……あ…
愛美との事でまた連絡来たんだ………。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年1月8日 23時

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