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『今……魂出たよ?絶対……』
「ヤバかったな…今…」
苦笑いの涼太くんに、ポケットからチョコを出して渡すとクスリと笑う。
「四次元ポケットなん?」
『私、ご褒美ないと頑張れないから……』
笑いながらコーヒーに口をつけて、疲れてるときは甘いものだよってすすめてみた。
「大事なご褒美もらってもいいの?」
『大丈夫!
スタジオ戻ったら、パーティできるくらいある!』
「パーティ?」
ケラケラ笑う涼太くんに、陣さんにコンビニで会って買ってもらった話をしたら、良かったやん?って。
包みを開けて、ポンッとチョコを口に放り込んだ涼太くん。
「んま…」
『良かった……。
なんか……忙しそうだね?』
「あぁ……
仕事あるのはありがたあんやけどな…。
ちょっとだけゆっくりしたいな?」
腕時計を見て、ふぅ〜ってまたため息つくと、立ち上がる。
次の仕事に行かなきゃらしい。
…売れっ子は大変だ…。
「ごちそうさまでした」
ニコッと笑う涼太くんに笑顔を返して……
私もそろそろリハに戻ろう…。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年1月8日 23時