ひまわり 15 (ページ36)

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『もぉ……笑わせないでよ…』

「俺の声が聞きたいって言うからさ…」

優しく笑ってたと思ったら、急に噛みつくようにキスをされて、隼に組み敷かれた。

「疲れて眠そうだったから我慢しようと思ったんだけどな………」

キスの合間にイタズラに笑い、スウェットの裾から、手が侵入してくる。

「俺もAの声が聞きたくなってきた…」

完全にスイッチ入ってる目で見つめられたら…抵抗なんかできないし…。

イタズラに動く手に翻弄され……いつの間にか上裸になってた隼の背中に、縋るように手を伸ばす。

「すっごいかわいい…」

嬉しそうに微笑む隼と目が合って……もっと声が聞きたいって耳元で囁く声に、ドクンと心臓が跳ねる。

…目も声も……

触れる肌や指先も……

隼から与えられる全ての刺激に夢中になって、ヘトヘトになってベッドに沈んだ………。

『…昔ばなしからの……』

「急なスイッチオン……だと思ってた？」

ずっとしたかったよ？ってドヤ顔。