ひまわり 15 (ページ23)

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「すみませ〜ん。
懐かしくて……会いに来ちゃいました～。

この前も話せなかったし？」

…タカヒロさんに笑顔をふりまき、ご挨拶だけでも〜って……。

「どうも…

同級生なんでしたっけ？
小林がお世話になってます」

タカヒロさんが立ち上がり、私の横に来て笑顔。

……超絶愛想笑い…それでもかっこいいけど……。

「わぁ〜A、いいなぁ～。
どんな手使ったら、こんな仕事もらえるの？

この子、昔から力のある人にかわいがられてて……」

意味ありげに笑う愛美に嫌悪感しかない…。

「そりゃあ……素直だし……？
ピアノのセンスあるのに努力は惜しまないし…
近くで見てたら、かわいくて仕方なくなるのは、マストなんじゃない？」

ニコッと笑って私を見て……イタズラっ子の顔…。

「どんな手使ったら…って………こっちのセリフだよ……。
どんな手使ったらいいのかなぁ～」

餌付けしても物贈っても、全然靡かないんだけど？って、タカヒロさんは笑顔でブツブツ言ってる。

愛美は、反対にあからさまに面白くないって顔……。