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『タカヒロさんが一緒だから……』
「…それを言われたらさぁ……
俺よりタカヒロさんが頼りになるみたいな感じで…なんかヤダ…」
…いつもはタカヒロさんに助けてもらえって言うのに……
…男心は難しい……。
『…………』
拗ねてる隼に、なんて言っていいのか困っちゃって……
思わず黙ってしまった私に、隼も困り顔。
「ごめん…
俺、超めんどくさいね……」
私の頭を撫でた後でフワッ抱きしめて反省。
『…ちゃんと、隼のとこに帰ってくるよ?
私の居場所は、ここだから……』
背中に手を回してぎゅっと抱きしめると、隼も腕の力も強めた。
以前、テレビ出演の後で、ストーカー騒ぎになったから…隼的にテレビは結構心配らしい。
『…行ってくるね?』
「ん…。
ピアノ…頑張って?」
『頑張る』
ようやく少し落ち着いた隼を置いて、マンションを出て、事務所へ向かった。
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作者名:ひな | 作成日時:2024年1月8日 23時