ひまわり 15 (ページ1)

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「いつも、Aちゃんには身の回りのこと全部まかせっきりだからって…。
コーヒーは、美味しいって言って喜んでくれるから、自分がAちゃんにしてあげれる事は譲りたくないらしいよ？」

話したこと、隼には内緒ね？ってテツヤさん。

…うわ………やられた。

『どうしましょ……』

「ん？」

『惚れ直しちゃいました…』

マスターと２人でゲラゲラ笑った後で、テツヤさんは、お腹が痛いって苦笑い。

「こっちがどうしようだよ…。
なんだよ～。やられちゃったなぁ～」

「ごちそうさまでした」

今度は私が肩を竦めて頭を下げると、マスターもテツヤさんもニコニコ。

「あいつがベタ惚れだと思ってたけど……どっちもどっちか…。
まっ、ここで初めて会ったときも、そんな兆しはあったけどねぇ……？」

「そうそう！最初からいい雰囲気だった！
超青春してたもんね？」

『………なんか…帰りたくなってきました……』

…恥ず…今更だけど……。

そのまま少し話してから、仕事だと言うテツヤさんと一緒にカフェを出た。