ひまわり 13 (ページ3)

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「隼……昨日も今日も…ゾンビみたいやったで？」

『……』

「なにがあってん………。
昨日、リハまでは普通に仲良くしとったやん。

…やっぱり……言われへんの？」

私より背が高いのに上目遣いって………

ってか……逃げ切れないオーラ…………すごいな。

『後で……時間もらえる？』

「ん…もちろん」

レッスン再開しよって、キーボード前に座った涼太くんは、私が指摘した箇所を頑張って練習してる。

あっと言う間に時間が過ぎて……いつの間にか、隼のラジオが始まってるし……。

「なぁ…一回弾いて？
今回の罰ゲーム、これで勘弁したげる〜」

笑いながら緩く言う涼太くんをチラ見してから、キーボード前に座ると、鍵盤に指を置く。

…ずっと集中切らさずに練習してたし………
ちょっとだけ…リクエストに応えようかな。

息を吸って弾きかけた瞬間、歌もね？って………。

涼太くんを振り返ると、拒否なんかできない視線。

…はぁ……

何気に一番敵にまわしたくない人だ……。