ひまわり８ (ページ6)

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昨日片付けそびれたグラス達を片付けてから、事務所へ向かう。

待ち合わせのミーティングルーム握る入ると、EXILEのマネージャーさんがすぐに入って来た。

「おはようございます。
すみません…急にお呼び立てして…」

『あ…いえ』

話は…数日後に出演する生放送の音楽番組にピアノで参加してほしいって事だった。

『…急ですね』

「そうなんですよ〜」

何でも、出演予定だったアーティストが体調不良でキャンセルになって、EXILEにもう一曲って回ってきたんだって。

「いつも無茶ブリに応えて来たんで…優遇してもらえました！」

ニコニコ笑う担当マネさんが、せっかくだからもう一曲はガラッとカラーを変えたいって話になったと、経緯を教えてくれた。

ライブで好評な、人気曲のアコースティックバージョンをしたいから、ピアノ伴奏をお願いしたいってことらしい。

「お願いできますか？」

『はい。よろしくお願いします』

「早速ですが…ボーカルが合わせたいって事で……」

リハの日程を急遽調整してから会議室を出ると、わちゃわちゃしてる集団が歩いてきた。

その中に大好きな笑顔を見つけて、思わず顔が緩む。