ひまわり４ (ページ45)

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『笑ってよ………。
私は、笑顔の隼に一目惚れしたんだよ……？』

…いつでも笑顔でいられないけど……
隼が笑ってくれたら嬉しいし、安心する。

『どんな隼も好きだけど……笑顔の隼が一番好き…』

状況も状況だし……

言葉にしてみたものの、恥ずかしくて顔が上げれず、隼に抱きついておでこを胸につけると、隼の肩が揺れてる。

隼は、クククッて肩を揺らして笑ってて……思わず隼の顔を見ると、ニカッて笑ってくれた。

「すげぇ嬉しい事言ってくれたと思ったのに……
テレ過ぎじゃね？」

『やっぱり嫌い…』

……だんだん恥ずかしさが増してきて、顔が上げれないよ…

隼の膝から降りて、バスタブの隅にぴったりくっついて俯くと、大慌てで謝ってくる。

「は？嘘やん……！
ごめんって！！

A？ね…こっち向いて？
ごめん！
お願い！許して？」

A〜！って泣きそうな声に顔を上げて見ると、これでもかってくらいのハの字眉。

お互いに顔を見合わせて笑って……どちらからともなくキスをして…また膝の上。

『隼……暑い…』

「ん…俺もそろそろ限界……」

少し抱きしめ合ったけど……お互い苦笑いでバスタブから出て、シャワーで汗を流す。