ひまわり２ (ページ15)

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…あのカフェ…寄って帰ろ。

タクシーで送ると言われたけど……カフェに寄りたくて、皆さんとはお店の前で別れた。

ドアを開けると、カランとキレイな音。

これこれ！って思いながら、今日もマスターのオススメを淹れてもらった。

［もう帰った？］

コーヒーを一口飲んでスマホを開くと、涼太くんからメッセージが来ていて、それに返信。

［一緒にご飯行こうと思ってたのに………もう食べたんでしょ？］

〚浦田さんや竹下さんと、美味しい和食を頂いてきました〛

［それ、絶対うまいやつやん！］

〚美味しかったですよ！〛

コーヒーを飲んで一息ついて…スマホをテーブルに伏せたタイミングでカランとドアが開いた。

入って来たのは小森さんで……
私の隣に座ると、マスターにコーヒーを注文してる。

「待ち合わせだったの？」

優しいマスターの笑顔に首を振りかけたら、違うって小森さん。

「ストーカー……かな？」

「小森くん、怖いよ？」

クスクス笑うマスターからカップを受け取った小森さん。

「涼太くんから、ここにいるって教えてもらったんだ……」

眉を下げて肩を竦めると、カップに口をつけ…優しく微笑んだ。