Someday My Prince Will Come（15） (ページ41)

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「Aは……自己評価低いもんな………」

もっと自信持てばいいのに……って微笑みながら、髪を撫でる。

『仕事は楽しいし……認めてもらえるのは嬉しいけど……』

涼太くんの胸にすり寄ると、当たり前のように優しい腕で抱き寄せられた。

「Aはかわいいし、作る音楽も最高です」

おでこに唇をつけながら言われて、胸がキュンてなる。

「そんなくっついたら……したなるやん。
明日、朝早いのに……」

おでこから唇を離し、至近距離で見つめられて顔を赤くすると、チュッて触れるだけのキスを唇に落とした後で抱きしめられた。

「かわいいなぁ……もぉ………
大人しく寝るで？
明日、起きれなかったら龍友くんにしばかれる……」

クスクス笑う涼太くんの胸に頬を寄せて目を瞑ると、涼太くんが頭に頰ずり。

『おやすみ……』

「ん……おやすみ………
大好きやで？」

『私も……大好きだよ』

「ありがと」

『こちらこそありがと………』

最近２人でお約束になってる、一緒に寝る時の挨拶……

「誰にも聞かれたくないし、聞かせたくないなぁ」

数日前、クスクス笑いながらそう話した涼太くんは

「俺らは自他共に認めるバカップルかもね」

って微笑んでた。