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涼太くんはぐっすり寝てて……

何も身に纏ってないこの状況や、夜の事を思い出して、一人、顔が熱くなる。

今……何時だろ。

空の明るさ的に、まだ夜明けからそんなに時間はたってないと思うけど……。


涼太くんの腕を抜けようと体の向きを変えようとしたら、引き戻され…

「どこ行くの?」

って……眠そうな声。


『何時かなぁと思って……』

「ん?……まだ6時過ぎやで?」

夜、行為の途中に外した腕時計を枕元から取って見たあと再びそこに置いてから私を抱きしめ、

「11時チェックアウトで……その時間にエントランスに集合って………世界さんから連絡来てた」

って。

『ん?いつ?……私、それ知らないよ?』

涼太くんに聞いたら、ホテル着いてすぐだったらしく…

「一緒にいるって……想定内だったんでしょ…?」

ってクスリと笑う。


『一緒の部屋はダメって言ってたのに……』

「えぇ……なんで?」

私を抱きしめながら頬ずりする涼太くんに

『想像したくないからって……。変態だよね…?』

って話すと

「分からんでもないけど…」

って苦笑しながらも

「もう、致してしまいましたからね………
後戻りできません…」

ってクスクス笑う。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年12月23日 20時

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