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食べたい物をリクエストしてもらい、買い物は終わらせておくね?って話すとお願いしますって。
「また大阪からも連絡するけど……」
って涼太くんに、気をつけて行ってきてね?って電話を切ると、自分のベッドにダイブした。
お泊り……って…そういう事だよね………。
下着とか………買い物に行こうかな………
ベッドでバタバタしてたら、ドアの向こうでお兄ちゃんが呼んでて……
「世界が用事あるって来てるんだけど……?」
って。
部屋から出ると、何をバタバタしてたんだよ……って怪訝そうな顔してるお兄ちゃん。
『なんにもない……』
って言うと、
「彼氏と電話か?俺、スマホに電話したのに…」
ってニヤニヤ。
通話中だったからわざわざ部屋まで迎えに来たらしい。
うるさいなぁ……なんて言いながら、お店に出ると、世界くんがカウンターでコーヒーを飲んでた。
「よっ!」って笑顔の世界くんが手を上げて……。
『すごい久しぶりだね?』
「おかげさまで忙しくてね〜」
オーディションもそろそろ佳境かな?
「Aちゃんにお願いがあって来たんだよね〜」
真剣な表情の世界くんが
「今、オーディションに残ってる子達の歌を聞きに来てほしいんだ」
『え?私……?』
今、山奥で合宿してるらしく、世界くんたちのグループのダンスとか、空気感に合う歌声を一緒に探してほしいって。
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作者名:ひな | 作成日時:2022年12月23日 20時