Someday My Prince Will Come（４） (ページ16)

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『私みたいな小娘がすることじゃないでしょ……』

世界くんに言うけど

「俺の信頼するトラックメイカーさんだからさ……」

って微笑み、ヒロさんには許可をもらってますって。

『ヒロさんって………あのヒロさん？』

「そう。……ってか、他にどのヒロさんがいんだよ……」

クスクス笑う世界くんが、

「明日、お願いね？」

って。

『はい？』

明日って………また急な……

「迎えに来るから、一泊分のお泊りセットとともにお願いしま〜す」

って笑って………。

『え？世界くんとお泊りデート？！』

ふざけてそう言うと、

「勝手にデートをつけるな！」

って笑いながら、

「お礼に欲しい物、考えといて？」

って。

『ハイブランドのバッグ…』

「いいけど……欲しくないっしょ…？」

私がそういうのに興味がない事、よくご存知です。

「ホントに欲しかったとしても、そういうのは涼太に買ってもらいなさい」

ニヤニヤ笑って

「幸せですか～？」

って、リポーターのようにマイクを作る。

『幸せですよ〜』

「棒読みぃ……」

ってクスクス笑うけど…私の頭を優しく撫でて、

「良かったね？」

って。