Someday My Prince Will Come (ページ33)

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ラブじゃなくてライクみたいって説明してるから

『いや…むしろラブかも……性別超越して、人間愛！』

「あ！それそれ！
愛してるよ〜！」

『私も愛してるよ〜』

いつものようなやり取りに、もうすぐ笑うしかないお兄ちゃんと、いよいよ眉間のシワが深くなった世界くん。

でも

「中身、幼稚園児ってそういうことね……」

って納得した後、

「いろいろ言えよ……」

って項垂れて、軽く睨んでくる。

私の横でコーヒーを飲みながらスマホゲームしてる隼くんを見ながら

「隼には言ったんでしょ？」

って拗ねはじめ…。

『隼くんは、隼くんからぐいぐい来てくれたの……

付き合ってるって思われるくらい仲良くなったのは…隼くんのおかげかな～』

正直、何でも話せる中になるなんて、自分でもびっくりしてる。

『アメコで倒れたでしょ…私。
あの後ね、職場でもやっちゃって……。

遠足でもバスにも乗れなくて…夜遅い会議でも迷惑かけちゃって…辞めちゃった』

普通に働くの、無理かもねって笑ったら

「笑わなくていいよ…」

って言った世界くんと、何も言わずに頭を撫でてくれた隼くん。