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『ごめんなさい

もう怒ってないよ……。

ホントははじめから、許してる。


なんか……酔った勢いで言っちゃって……

涼太と合わせる顔がなくて……

逃げちゃった………』


私が言うと

「え…マジで?」

って呟いたあとでゴロンと横になり


「焦った………」

って一言。


「別れよって言われたらどうしようって……

それしか考えられんくて……


怖かった…

失うのかと思ったら、すげぇ怖かった。


撮影中もそればっかでさ……


シリアスなシーンばっかりだったから

良かったけど……


笑わないかんかったら、アウトやった…」


はぁ〜ってため息のあとで

ムクッて起き上がり


「あ……誕生日おめでと………」

って泣きそうな顔。


「謝るより先に、これやった………」

って呟き、


「これから先……何年も、何十年も……

絶対に俺が一番に祝うから……


だから……帰ってきて…?

ってか……一緒に帰ろ?」


真剣な顔の涼太に笑顔で頷くと、


今度こそ大の字で布団のうえに転がり

脱力して動かなくなった。

「やべぇ……安心したら眠たくなってきた」

って笑うから


『お風呂は?』

って聞くと「あ……入る……」って起き上がる。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年11月11日 18時

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