心のままに 12 (ページ40)

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『食べてていいって言ったのに……』

って言うけど、

ちょっとだけ待ってよ……って拗ねた声。

「Aがパーカーなんか着てるから……」

ってなぜかキレてる涼太に脱がされると、

またフォークを持たされた。

真冬にキャミソール姿でケーキ食べてる私……。

『寒い……よ？』

「すぐに暑なるやん？

……ってか、家では肌出しといていいんだよ……」

『薄着してたら風邪ひくって怒るでしょ？』

「あぁ……もぉ。

ホンマ…あぁ言えばこぉ言う……」

『それ、涼太だから…』

「はいはい……

かわいくないこと言う人、お仕置き〜」

噛みつくようにキスされて、

そのままその場に倒された。

フォークはやっぱり奪われ、

またテーブルに……。

私に跨り、見下ろす目は

色気がダダ漏れで……

……完全にロックオンされました…。

「……マジでもう、我慢できん………。いい？」

って聞く涼太に

『お昼寝……ちゃんとしたよ？』

って返すと、

目を丸くした後すぐに

ふふって笑い「お利口さん」って。

「じゃあ……覚悟も決まってるよな？」

って微笑みながら言うから

『いつもしてる……』

って言うと

「さすがA……」

って笑ってから、二人の夜のスタート。