SHINE (ページ36)

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そのことには触れず、少し涼太くんの方にくっつき、おやすみって目を瞑る。

「え〜、寝ちゃうの？」

『寝ちゃうの。』

「えぇぇ〜、夜はこれからなのに？」

『これからって…。意識飛ぶほどしたよ…』

「そっち系の話？」

『えっ？どっち系？』

「いやぁ～、まだ日付け越えてないし、お話でも？って思ったけど…そっち系？もう一回戦？」

俺は全然いけるけど？ってケラケラ笑って楽しんでる。

『ココは、ジェネさんの楽屋ではないので、下ネタはご遠慮ください』

完全に楽しんでる涼太くんだけど、声も顔も眠そう。

『私が寝たいから寝るの！おやすみなさい!!』

って無理やり話を終わらせるけど、まだ寝たくないって、子どものようにダダをこねる。

『もう…涼太くんが私の体力奪うから悪いんだよ？クタクタですけど…』

クタクタだし、実は脚も腰もだるいし…。

「それは…ごめん。ふふっ」

しょうがないなぁ～。寝るか～って静かになった涼太くんは、あっと言う間に寝息をたて始めた。

ゆっくり寝れるかな？
私が癒しって言ってくれるけど、睡眠時間は大切で…少しでも長く寝てほしい。

隣で涼太くんの寝息を聞きながら、私も眠った。

翌朝、スマホの着信音で目が、覚めた。
私の…？じゃない。
涼太くんのだ。

『涼太くん!!電話！マネさんじゃない？』

涼太くんをゆすって起こすけど、起きてくれない。

『涼太くん!!』

もう…ホント、朝弱い。

着信音が止まって、またすぐになり始める。

『涼太くん、遅刻じゃないの？』

けっこう強めに言ったらようやく起きて、まだ迎えの時間じゃないじゃんって言いながら、スマホを手にして話し出す。

「もしもし？おはよう。
えぇ〜。無理…え？そう…。うん、無理って。はぁ〜、わかりました。行きます。」

仕事の前に事務所で打ち合わせ入ったぁ〜ってダルそう。

Aとの時間が〜って嘆きながら爆弾発言。
「Aは休みだから、体力の回復待って、朝抱き潰そうと思ってたのになぁ～」

下ネタ王子は夜から継続中だったみたい。

『バカなこと言ってないで、用意した方がいいんじゃない？』

苦笑いで返すと、ハァ〜イって浴室に消えてった。

私も着替えてキッチンに向かい、朝食用にサンドイッチを作る。
昨日の夕食の時に、少し準備してたんだ。

涼太くんは朝食べないこともあるけど、私はしっかり食べたいし。

残ったらお昼ごはんにしたらいいもんね。