念願の ページ9
A「ホラー、作ったホットドッグが冷めてもいいの?美味しく無くな、、」
ホ「食う!!」
いきなりガバっと起き上がり、耳を劈く声で言った。さっきのおっとりした喋り方はどこへ行ったのやら。
A「そうだよね。それじゃあ、持ってくるから待ってて。」
私は台所に戻り、事前にラップで巻いてあったホットドッグを3つ、袋の中に入れてホラーの所に持っていった。ここまで約10秒である。
これだけ急いだのにはちゃんと理由があった。1つ目はホットドッグが冷めるから。2つ目は、キラーくんの言った事を思い出したのだ。
”ホラーはお腹が減ったら暴走する”
もしかしたら、ホットドッグを食べる前に私がホラーに食べられてしまうかもしれない。それだけは避けたのだ。
A「持ってきたよ。早くパピルスさんの所に持っていってあげよう。」
ホ「お、早かったな!それじゃ、」
もう何を言おうとしているかは分かるので、ホラーが言い終わる前に私はもうホラーの手をぎゅっと握っていた。
A「はい。手、掴んだよ。これで大丈夫でしょ?」
私が手を繋いだ後、やっぱりホラーは不思議そうな顔をして、繋いでいる手をじっと見つめていた。
ホ「、、ま、いいか。んじゃ、行くぞ。」
ホラー、何か意味深な事呟いてたけど、どうしたんだろう。
私がそれを思考した時には、もうあの雪景色に変わっていた。
A「着いたね。よし、急ごう。」
ホ「お、おい、ちょっと、」
私はホラーの手を取り、出来る限り速く走った。地面が雪なので走り辛かったが、パピルスさんの為だ。それくらい気にしない精神で、走り続けた。
ホラーは後ろに居るのでどんな顔をしているか分からなかったが、きっとうんざりしているんだろう。でも、許してほしい。
走り続けること約3分、やっとあの木の小屋に戻って来れた。
ホラーは、とても息切れしていた。ごめん。
A「パピルスさ〜ん。いますか〜?」
その時、すぐに小屋の中からパピルスさんが出てきた。早い。
パピルスさんは出てきた後、凄い速さで私の方に駆け寄った。あ、ずっと待ってたんだろうな。申し訳ない。
パ「人間!待ちくたびれたぞ!ん?このいい匂いは、、ホットドッグ、ちゃんと作ってきてくれたんだな!」
小屋の中へ、と案内されたので、私はそれに従って着いていく事にした。ホラーは未だに疲れ切っている様子だ。ホットドッグ食べたら元気出るかな。
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星。(プロフ) - 紅奈虹夢さん» いや〜んありがとうございますんとにモチベ上がります🥹💙ネイル!可愛いですよねぇ、絵師様の力量がカンストしてます…… (2023年2月22日 19時) (レス) id: c3d82bdf08 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 一気読みしました。面白い、、、、、ホラーが可愛いネイルかっこいい (2023年2月20日 13時) (レス) @page50 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - J mikanさん» ああああみかんさん!?!?!?!?!?!?!?やったああああ戻ってらっしゃったんですね!?!?!?!? (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - 餅丸。さん» 可愛い闇えゆしかかけなくて、、、、しょうがないじゃないみんな可愛いホラたやみたいでしょ、、、 (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
J mikan - あれ、?僕がちょっと詰んでた間になんかパート2にすすんでらっしゃるのですg((((殴 (2023年2月1日 17時) (レス) id: aeb55dd106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星。 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/meiri0509/
作成日時:2022年12月21日 19時