目が覚めたらauが居た件につきまして。2

そんなところも可愛いよ ページ46

少し嫌な予感を感じながらが、気のせいだ、気のせいだと自己暗示を何回もかけた。










それほど、私がホラーにキスした、という事実がバレたくなかったのだ。










別に、恥ずかしいからという訳ではない。ただ単に、バレたら面倒な事になりそうだから。








ただそれだけの話なのだ。









A「ホラー、大丈夫？ふふ、もう疲れてるよね、ごめんね。」










そう口にした後、私はホラーの右手を、左手でぎゅっと握りしめる。










A「さ、行こっか。家帰って、早く寝たいよね。私ももう寝たいな。
＿＿あっ、２人で一緒に寝る？その方があったかいし。」








何でもない顔でそう言うと、ホラーは目に見えて狼狽え始めた。








ホ「は、？＿＿ばっ、ばか、！？お前、」









、、う〜ん、流石にちょっと攻めすぎたかな。



クロスさんの時は酔いが合ったから許されたけど、ホラーは完全シラフだし。








A「あ〜、別にホラーが嫌なら、私は、、」









ホ「っ、別に、イヤなわけじゃ、」






段々声が小さくなっていって、最終的には、もう何を言ってるのかすら聞き取る事が出来なかった。






でも、嫌な訳じゃないのなら良かった。







A「ふ〜ん。じゃ、ただ恥ずかしかっただけなんだね？
もう、そんな事だったら先に言ってくれれば＿＿」








ホ「っ、あ〜！！違う！違う！うるさい！っくそ、とっとと帰るぞ！」







その瞬間、目が眩むほどの速さで、目の前の光景が一瞬にして変わった。






全く、照れ隠しが分かりやすすぎるよ。








でも、そんなところも可愛くて仕方がないんだけどね。






＿＿＿＿＿＿








家に着くまで、ホラーは終始無言。




私、ちょっとおちょくり過ぎたかもしれない、、少し反省かな。少し。








玄関のドアを開け、リビングを見渡しても、パピルスさんの姿はどこにも見当たらない。





ホラーによると、「おねんね」の時間なんだとか。












私はその後、歯磨きを素早く終わらせ、寝る準備を万端にした。






壁にかけられてある時計を見ると、もう9時を回っている。






あんなに古ぼけた時計で、時計の針が正常に作動している事が驚きなんだけど、、







まあそんな事は良しとして、私は先にホラーの自室にお邪魔して、今は歯磨きをしているホラーを待っている。






いつもこのくらいの時間に寝てるから、流石にもう眠くなってきた、、

闇au、朝が１番厄介。→←初キス

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