目が覚めたらauが居た件につきまして。2

闇の帝王は恐ろしい ページ39

う〜ん、困った。どう切り出そうか。






そのまま空気になって風呂場に行く？




でもそもそも風呂場の場所、分からないからどっちかに聞かないと。この作戦はダメだ。







もう堂々と入っていく？




いや、それは色々と気まずい。けど、それ以外に打開策が思いつかないんだから仕方ないし、、


うわ〜っ、どーしよ、、







そんな悶絶している私を置いてけぼりにして、ナイトメアさんは首を絞めている人物に話を続けていた。






ナ「お前は他の連中より自由にやらせてやっているが、、それが裏目に出た様だな。
特に、最近の動きは目に余るものが多かった。全く、残念だ。キラー。お前には期待していたんだがなぁ、、」






遠くでナイトメアさんの顔がよく見えないけど、、それでも分かる。









あれは完全に楽しんでいる顔だ。







なんとも憎たらしい笑みを浮かべ、キラーくんを愉快げに見ている。






私の中には、キラーくんを助けてあげたい気持ちと、ナイトメアさんに見つかりたくない気持ちと、早く風呂に入りたい気持ちが見事に混ざり合って、どうしようもない感情になっていた。








どうしようか。ここでずっと留まっているくらいなら、もういっそホラーの所に逃げて＿＿＿＿＿









ナ「ところで、、これはまた思いがけないお客様だな？＿＿＿A。」








唐突にそう呼ばれたものだから、表情には出ていなくとも、少し驚いてしまった。







A「びっくりした、気付いてたんですね。というか、最初から分かって黙っていたんじゃ、、」







私が落ち着き払ってそう言うと、ナイトメアさんはあの憎々しい笑みを浮かべながら、愉しげにこう言った。






ナ「ククッ、さあ、どうだかな？＿＿＿まぁ、そんな事はどうでもいい。
見て分かる通り、俺は今お取り込み中なんだ。それとも、余程俺に大事な要件でも？」






キ「っ、かはｯ、A、ちゃｯ、」







キラーくんが、こちらの方を出来るだけ振り向いて、何かを必死に訴えている。






多分、逃げろって言っているんだと思う。でも、お願いだからもう何も話さないでほしい。





キラーくんが傷ついている姿はとても心地よいものとは言えないから。







ナ「ああ、キラー。お前から強いネガティブを感じるぞ、、愛しているニンゲンに醜態を晒してしまって、恥辱に思っているんだろう？」







そう言って、ナイトメアさんは身の毛もよだつ程の笑みを見せた。

シリアス雰囲気、ぶち壊し。→←悍ましい光景

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