”普通”の料理 ページ36
パ「それじゃあ、オレ様は今からスパゲッティを作って来るからな!待っていてくれ!」
そう言って、パピルスさんはダッシュでキッチンにドタドタと騒がしい音をたてながら入っていった。
パピルスさんを待っている間、私とホラーは2人で駄弁っていた。
この世界の事や、他のauの事。これが中々面白く、つい聞き込んでしまうのだ。
他世界が存在するというだけでも現実離れしているのに、見た目も違う、性格も違う自分がいくつ存在しているなんて。
それに、宇宙人や幽霊と違い、今、実際に存在していて、実際に生きているのだから、ロマンがあって面白い。
もしかしたら私の派生も存在するのかな?
、、そもそも私が”キャラクター”として認識されているのかが疑問なのだけれど。
私とホラーが会話で盛り上がっていると、パピルスさんの大声がリビング中に轟いた。
パ「おいっ!スパゲッティが出来上がったぞ!!今からそっちに持っていくからな!」
あれ、もうそんなに時間経ってたのか。
壁にかかってある時計を見てみると、もう長針が7時より20分先を指していた。
今からパピルスさんのスパゲッティを食べられる。そう思うと、楽しみだ。
キッチンからやけに強く刃物の音が「ガンっ」と響いていたけど、大丈夫だったのだろうか。
____いや、それだけ手間がかけられてる、とも捉えられるよね。
私が1人で考え事をしていると、パピルスさんが気取った歩き方でスパゲッティを3人分運んできた。
パ「さあ、持ってきたぞ。みんなで一緒に食べよう!」
そう言って、パピルスさんは3人分のスパゲッティとフォークをテーブルの上に丁寧に置いた。
こういうところはしっかりしているらしい。
パピルスさんはスパゲッティを置き終わった後、空いている椅子に座った。
その瞬間、ホラーはフォークを右手で乱暴に取り、スパゲッティにがっつき始めた。
相当お腹が空いていた様だ、無言でガツガツ食べている。
A「それじゃあ、私も、いただきます。」
私はフォークを手にして、目の前に置かれているミートソーススパゲッティをすすった。
__うん、美味しい。普通の、いや、普通よりずっと美味しいスパゲッティ。
___あれ、このスパゲッティの中に何か入ってる。白い、丸い球体。白玉?
私は、興味本位でその少し大きめの球体を取り出した。
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星。(プロフ) - 紅奈虹夢さん» いや〜んありがとうございますんとにモチベ上がります🥹💙ネイル!可愛いですよねぇ、絵師様の力量がカンストしてます…… (2023年2月22日 19時) (レス) id: c3d82bdf08 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 一気読みしました。面白い、、、、、ホラーが可愛いネイルかっこいい (2023年2月20日 13時) (レス) @page50 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - J mikanさん» ああああみかんさん!?!?!?!?!?!?!?やったああああ戻ってらっしゃったんですね!?!?!?!? (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - 餅丸。さん» 可愛い闇えゆしかかけなくて、、、、しょうがないじゃないみんな可愛いホラたやみたいでしょ、、、 (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
J mikan - あれ、?僕がちょっと詰んでた間になんかパート2にすすんでらっしゃるのですg((((殴 (2023年2月1日 17時) (レス) id: aeb55dd106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星。 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/meiri0509/
作成日時:2022年12月21日 19時