目が覚めたらauが居た件につきまして。2

いつもは可愛いのに、 ページ35

ホ「あーでも、、次エラーを選ぶつもりなら用心しといた方がいいぞ？
アイツはplayer大っ嫌いだ。お前が例えプレイしてないとしても、playerの世界から来てるってだけで気ぃ悪くすると思うぜ。」







そんな不吉な事を言っている割には、顔が途轍もなくニヤついている。


私の事が好きなんだとしたら、少しくらいは心配の色を見せてほしいものだ。







A「え〜、第一印象はいい人だって感じしたんだけど。私、これから上手くやっていけるのかな、、」







ホ「へへ、ま、そりゃお前の対応次第だな。
だけど、エラーは意外と優しい奴だ。だからお前が傷付けられるって事はないさ。だから、そんな心配すんな。」






そう言って、ホラーは私の頭をぽんぽんとした。






普段とは違ってお兄ちゃんな彼は、少しかっこいい。








A「、、うん、そうだよね、ホラーの言う通りだよ。
あの、、ありがとう。」










ぎこちなくそう言うと、ホラーは、いつもの無邪気な笑顔と打って変わって、まさに、お兄ちゃんと呼べるような優しい笑顔を見せた。











ホ「ん、やっぱお前は笑顔が１番だな、似合ってるぞ。」











いつもは可愛いのに、今はなんだか＿＿＿＿言葉に表すなら、”かっこいい”。




別に、それで照れたというわけじゃないけど。何故か、どうしようもなく引き込まれてしまう。







ホ「どーした？俺の顔になんかついてんのか？」







A「、、いや、なんでもないよ。」








全く、意識してない時だけ疎いのは、彼も私も同じか。







ホ「っと、そろそろ兄弟が帰ってくる時間だな。いつもこんくらいの時間にパズルの調整が＿＿＿」






噂をすればなんとやら。玄関の古ぼけた木のドアがバンッ、と勢いよく開かれた。





その時に、バキッと不吉な音が鳴り響いたのは私の気の所為だと信じたい。というか、そうであってほしい。








パ「ただいま！今パズルの調整が終わったところだ！！
さあ、今日はパピルス様のスパゲッティをたっぷり堪能させてやるから覚悟するんだぞ、ニンゲン！」








わ、眩しい。流石リアルスター、キラキラしてる。








A「ふふ、パピルスさんの料理、食べてみたいな。楽しみにして待ってるね。」






微笑んでそう言うと、パピルスさんはホラーと同じ、にかっとした笑いを見せた。








やっぱり、兄弟だからかどことなく似ている。

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