目が覚めたらauが居た件につきまして。2

パピルスはご立腹 ページ31

ホ「っと、着いたぞ。＿＿＿ほら、あっちにパピルスいるだろ。」





そう言ってホラーが指差す場所に、確かにパピルスさんがいた。






挙動不審で、何かを探し回っている様だ。






ホ「パップ＿＿＿パピルス！帰ったぞ！」






パピルスさんははっと私達の方を向いて、駆け足でこちらに来た。







パ「SAAANS！！！！俺様がどれだけ探したと思っているんだ！！」







ホ「あー、予定が思ったより長引いちまって。今どんくらいの時間だ？」






パ「18時だ！じゅう・はち・じ！！もう夕方だぞ！！」







パピルスさんは相当ご立腹の様だ。







怒りに肩をわなわなと震わせ、耳を劈く大声で、ホラーを説教していた。






ホ「前まで仕事もせずにぐーたらしていたというのに、最近は一日中ここに帰ってこない事も少なくない！全く、どこで遊んでいるんだっ！どこ探してもいないしっ！」






どこを探してもいない、それは当然だ。







だって、ホラーはここのパピルスさんが生きている世界にはいないのだから。





でも、そんな事を言っても、面白い冗談だと一蹴されて終わりだ。






自分の世界の他に沢山の世界線があって、自分のの複製、そっくりさんがいる。





なんて馬鹿げた話は、相当なロマンチストでもないと信じないであろう。





ホ「まあまあ、パピルス。いつも言ってるだろ？ちょっと近くの野原で”骨”休めしてただけだって。
、、”骨”だけにな。」






パ「ぬあぁぁぁぁ！！またくだらないギャグばかり言って！」






、、きっとこの世界線は平和じゃないんだろうけど、こうしてホラーとパピルスさんが仲良く会話してるところを見ると、少し安心する。






パ「それに、スノーフルには野原なんかない！！もういい、オレさまはパズルの制作で忙しいのだ！
それと、今日の夕飯はスパゲッティだからねっ！」






一見ホラーに物凄く怒っている様に見えて、最後に今日の夕飯をしっかり伝えてくれている。





原作でもなんだかんだすごく仲が良かった記憶がある。



この世界線でも相変わらず仲の良さは健在なのだろう。






ホ「スパゲッティ、、」




ホラーは、小声でそう呟いた。





それだけ美味しいのだろうか？




A「ふふ、スパゲッティ、楽しみだね。パピルスさんの料理なんだから尚更。」





私は、パピルスさんの料理を今か今かと少しわくわくしていた。





それが、この後に待ち受けている恐怖とも知らずに。

闇auはブラック企業→←嵐の様な人

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