目が覚めたらauが居た件につきまして。2

そこに現れた救世主は ページ26

ホ「お、おまえっ、な、」





言葉を発せば発するほど、顔がどんどん赤くなっていくホラー。





あちゃあ、やりすぎちゃったかな。でもありがとうって言っただけなのに。






こんな調子じゃ、私がホラーに好きって言ったら爆発しかねないんじゃ？






A「ホラー、あんまり恥ずかしがらないで。私、ただありがとうって言っただけなんだから。」






私の励ましのつもりの言葉は、逆に追い打ちをかけてしまったみたいで。
ホラーは顔から煙が出て見えるくらいに、顔を真っ赤にしてうつむいてしまっていた。






その言葉だけじゃなく、私とホラーの距離が未だに近い事も関係しているのかもしれないけど。







私、完全にまずっちゃったなぁ。どうしようか。






その時、なんと運のいい事か。誰かは分からないが、私達の他に誰かの足音がするではないか。






私は、その誰かを救世主と呼ぶだろう。弾んだ気持ちでその場から立ち上がり、足音のする方角、私達の真後ろを向いた。






そこに現れた救世主は、予想外の人物だった。





「ちょっと、ホラー！君、また平和主義者の時間軸に＿＿＿＿＿えっ、A、ちゃん、？」





ああ、会いたかったけど会いたくなかった。どうして貴方がここにいるの？













インク。





インクも私と同じ気持ちなのだろう。いや、そうに違いない。




インクは、あり得ない、という顔で私の顔をじいっと見つめる。




A「あー、、、２日ぶりだね、インク。調子どう？」




とりあえずこの気まずい雰囲気をなんとかする為に、




「今日はいい天気ですね。」




と対して変わらない台詞を言った。



イ「あ、、調子は大丈夫だけど、、Aちゃん、君がなんでここに、、？＿＿＿あっ、もしかして闇auに何かされたんじゃ！？」




そう言って、１人であたふたし始めるインク。いや、普通はそう思うのかもしれない。




なにせ、ホラーは闇auだ。その人物と一緒にいるとなれば、そんな不吉な考えに陥るだろう。




A「インク、落ち着いて。何もされてないから。」



イ「ほ、ほんと、、？じゃ、なんで君がホラーと一緒に？」



A「うん、今から説明するね。少し長くなるけど、、」




私は、ここに至るまでの経緯を説明した。



終始インクの顔が驚きっぱなしだったので、相変わらず可愛かった。

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