目が覚めたらauが居た件につきまして。2

ハニーさんとの楽しい話 ページ20

ハニ「ありゃ、どっちも一緒の熱さだと思ったんだけどな。なんでだ？」

ホ「っ、てめぇっ、絶対嫌がらせだろ、、」

ホラーは目を潤ませて、ハニーさんを睨みつけた。
涙声と表情と相まって、全く怖くない。逆に、ちょっと可愛いかも。

ハニ「いや、“オレは”そんな事しないよ。ささ、早く食べな。」

オレは、の部分を中々、いや、かなり強調してる様に聞こえたのは私の気のせいだろうか。

ま、今は先にタコスだよね、タコス。
いただきます、と一言発してから、紙袋に包まれてあるタコスを半分取り出して、少しかじりついた。

A「、、うん、美味しい。」

ホ「だろ！？ここのタコス、超うめぇんだよ！」

ハニ「ちょっとちょっと、なんでアンタが言うんだよ。それはオレの役目だろ？＿＿ま、よかったよ。アンタらの口に合ったみたいでさ。」

ホラーはここの世界で暴れ回ったはずなのに、咎めるどころか、「よかった」なんて、懐が深いよ。undertaleの世界でもいい人達が多かった記憶があるし、モンスターは善人ばかりなんだろうな。

ハニ「おっと。そういや、アンタの名前を聞いてなかったな、ニンゲン。なんて言うんだ？」

A「あ、そうですね。えっと、私の名前はAです。」

ハニ「Aちゃんね、OK。オレはハニーって呼ばれてる、もう知ってるだろうけどね。よろしく。」

と、ハニーさんはフランクな挨拶をしてくれた。やっぱり原作のpapyrusと全然違うな。
swap”って名前についてるくらいだから、原作のsansと立場が入れ替わってるのかな？

ハニ「Aちゃんをオレの兄弟と会わせてみたいもんだ、きっと気が合うよ。なんてったって、アイツもAちゃんも心が純粋だからね。」

どっかの誰かさん達と違ってな、と言う言葉を付け加えて、意味ありげにホラーの方をチラッと見た。
どっかの誰かさん達。それは多分闇auの事だろう。
まあ、ここの世界の人達からしたら超極悪人だろうし、当然か。そうでなくても悪党なんだから。

A「ハニーさんの兄弟って、sansさんの事ですよね。あの、確か、青いスカーフを巻いている人。」

これくらいの情報は詳しくない私でも少しは知っていた。underswapの骨兄弟は絶大な人気を誇っていた記憶があったからだ。

ハニ「そ、名前はベリー、オレの兄貴ね。名前だけでも覚えてやって。」

お兄ちゃんだったんだ。意外。本人の性格とハニーさんの性格的に弟だと思ってた。
こうやって私が知らない事を知れるのって、楽しいな。

分かりやすい→←気の抜けた理由

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す