最悪な出会い ページ17
ん〜、本当に誰だ?声的に男性だって事は分かるけど。
私の方がホラーより身長高いとはいえ、オレンジ色のパーカーがチラ見えするくらいだ。
?「また何かしでかそうって訳じゃねぇだろうな。アンタとその仲間が“こっち”に来て暴れ回ってくれたお陰で、オレらの周りは大混乱だ。」
ドスの効いた声で、脅しをかける様にホラーに説いてくる。あちゃあ、私が思ってるより険悪だったか。
ホラーは、私を隠しているつもりなのか、私より右寄りだったホラーの背中が私のど真ん中に来た。
多分この身長差じゃ無理じゃないけど厳しいんじゃないかな。
ホ「“今日は”違う。それよりお前、何でここでやってんだよ。コーンドッグが副業だっただろ。」
?「随分と詳しいじゃねぇか?生憎頼まれ事でな、面倒だが引き受けてやったんだ。偶々オレが相手で運が悪かったな。今日はもう引き返せ。」
え、私ここのタコス食べてみたいんだけどなぁ。
ホ「あー、だから今日は違うっつってんだろ。今日はただ__」
それを遮る様に、“店員さん”は私が1番気にしてる事を聞いてきた。
?「ところで、アンタが隠してる後ろのニンゲンはなんだ?」
ホ「あ?いや、お前、俺の後ろには何も、、」
ホラー、その嘘はバレバレ過ぎる。やっぱり嘘つくの下手だな。
仕方ない、もう出るしか無いか。
私は、私を隠しているホラーの背中を無理やり右側に押し退け、自分から姿を見せた。
ホ「ちょ、お前、」
?「へぇ、オレの勘は当たりだったんだな。よう。お前____」
私は、彼の姿を見て唖然としていた。
なぜなら、彼の姿に見覚えがあったからだ。
身長は高く、オレンジ色のパーカーを着ている。
茶色のズボンを履いており、右片手にはタバコを持っている。そして、その手は普通の手では無く、細い骨の手だ。
そして、何より彼の顔だ。まるで、undertaleのパピルスと瓜二つ。
やっぱり、どこかで見た事がある。名前、何だっけ。マスタード、じゃなくて、ケチャップ。いや、これも違う。
ああ、そうだった。思い出した。
___ハニーだ。
ハニ「おいアンタ、オレの話聞いてんの?」
完全に自分の世界に入っており、彼に突然声をかけられ私は少し驚いてしまった。
とにかく、何か答えないと。ああ、何でこんなについてないんだ。きっとホラーがいなかったら今頃安全にタコスを買えてたっていうのに。だからってホラーを責めたりしないけど。
全く、最悪な出会い方しちゃったな。
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星。(プロフ) - 紅奈虹夢さん» いや〜んありがとうございますんとにモチベ上がります🥹💙ネイル!可愛いですよねぇ、絵師様の力量がカンストしてます…… (2023年2月22日 19時) (レス) id: c3d82bdf08 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 一気読みしました。面白い、、、、、ホラーが可愛いネイルかっこいい (2023年2月20日 13時) (レス) @page50 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - J mikanさん» ああああみかんさん!?!?!?!?!?!?!?やったああああ戻ってらっしゃったんですね!?!?!?!? (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
星。(プロフ) - 餅丸。さん» 可愛い闇えゆしかかけなくて、、、、しょうがないじゃないみんな可愛いホラたやみたいでしょ、、、 (2023年2月4日 14時) (レス) id: 0ddcbb227a (このIDを非表示/違反報告)
J mikan - あれ、?僕がちょっと詰んでた間になんかパート2にすすんでらっしゃるのですg((((殴 (2023年2月1日 17時) (レス) id: aeb55dd106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星。 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/meiri0509/
作成日時:2022年12月21日 19時