猫好き少女の異常な日常。Part4【文スト】

157話。 ページ11

ー次の日ー

Aside

国木田「さて、今日の仕事は…」

A『今日の仕事は？』

国木田「最近商店街付近でひったくりが多発しているらしい。小学生の通学路付近でもあるし地域で問題視されているようでな…だが軍警はなかなか動いてくれないらしい。そこで探偵社に依頼が来た。」

A『そっかー小さな子が居たら心配ですよね…じゃ、行ってらっしゃい独歩君』

国木田「ん？」

A『え、何ですか？』

国木田「お前も来るんだぞ」

A『えっ、だって今日は与謝野女医が事務教えてくれるって…』

与謝野「いってらっしゃい(*^^*)」

A『別に独歩君1人でも…』

国木田「もし不審者やひったくり犯が二輪車で逃走した時お前以外誰が追いかけられるんだ？」

A『独歩君…!そんなに頼りにしてくれてたんだね!!』

国木田「オイくっつくな!!」

A『独歩君がそこまで言うなら…』

ー数時間後商店街ー

国木田「…居ないな」

A『まぁそんなにすぐ見つかったら苦労しないよね』

八百屋のおばちゃん「ほれほれAちゃんこれも持っていきな!」

A『えっこんなにいいんですか？申し訳ないです…』

八百屋のおばちゃん「いいのいいの！前からお世話になってるんだから〜」

A『そんなに大した事はしてないと思うんですけど…』

国木田「何か商店街の皆さんと異様に親しくないか？」

A『いやっ…そんな事は…』

云えない…

昔からこの商店街はマフィアの庇護下にあるなんて口が裂けても独歩君には云えない…

商店街のおばちゃん達に一応事情を説明したけどお喋りな皆がいつ口を滑らせるか分からないし…

私着いてくるべきでは無かったんじゃ…

そもそもポートマフィアが対応するべきなのでは…？

森さんの怠慢が招いた結果では？

A『独歩くん』

国木田「何だ？」

A『私帰ってもいい？』

国木田「駄目だな」

A『(´；ω；｀)』

その時商店街の反対側で誰かが叫んだ

「くそっ!!待ちやがれひったくり共が!!!!」

国木田「出たか!!…ん？」

A『引ったくり…【共】？』

2人で声のした方を向くと6人の子供達が大人に追いかけられながら走ってきていた。

国木田「子供!?」

捕まえようとする大人を避け、バラバラに小道に入っていく。

国木田「とりあえず…追いかけるぞ!!」

A『はい！』

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