普通のオタク系女子が特進クラスに行った結果

十四話 ページ17

翌日。今日は調理実習の日。エプロンは持参らしいのでいつも使ってるのを持ってきた。みやびちゃんと一緒に行こうと
思ったら私の準備が遅くて行けなかった。


え、何？私にはみやびちゃんと一緒にいてはいけません病かかってんの？嫌だよ？
ちなみに私は1人暮らし＋時々今ちゃん来るので料理は出来る方。


調理実習室に来た時には武田君と家康君を除いたら皆いた。早くない？軽く周囲を見ると喧嘩好きの不良男子らも
やる気と謎の緊張を持ちながら席に着いていた。わかる。こういう時々ある実践系の授業楽しいもんね。
そう思いながら、前の方にあるホワイトボードを見ると先生が決めていたグループが書かれていた。


なんとそこには今ちゃんと幸くんとは分かれているではないか。同じグループなのは井伊君とゴーグル男子と高身長男子だった。あとの二人誰？


『あー、えっとよろしくね。一応分かると思うけど、初めまして。門倉Aです。』


「よろしくな！俺は、酒井忠次だ！こっちのやつらは井伊と榊原！」


『教えてくれてありがとね、酒井君。』


マジで酒井君が陽キャで良かったわ。榊原君に聞けないもん。陰キャ星人には無理だよ。あと、上杉君が可哀そうに見えてきた。
だって、本多君と織田君っていうマイペース＆その人大好きマンがいるんだぞ？きついって。


3人と軽く会話した後に丁度先生が来て授業が始まった。今日は玉子焼きを作るらしい。自分で作って自分で
食べましょうだったら最悪だったが周囲の人に食べさせてもいいそうだ。よかった。私は卵が苦手なんだよね〜。

「さ、始めて下さい！」


先生の合図と同時に皆が作り始める。井伊君たちは何をすればいいのか分かっていないらしく、止まっている。


『........あー、よかったら教えるけど。』


「「「頼む！」」」


3人同時で驚いたが分かるように手順を教えた。今思ったが先生作る手順教えてたよね。見てた？
教え終えた後に3人は作り始めた。ちなみに、私は大根を剥いている。個人的には剥くの大変なんだよね。

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