普通のオタク系女子が特進クラスに行った結果

十五話 ページ18

3人が玉子焼きを焼こうとするときに作り終えたので味見ついでに食べさせた。リスみたいに食べていてものすごく可愛かった。
写真撮ればよかったな。そう思いながら今ちゃんたちに食べさせに行った。


『今ちゃんたち〜。玉子焼き食べて〜。』


「いいぞ。」


「え、逆に食べたい。」


『え？嘘だぁ。』


「ううん。ほんと。」


え、大丈夫か幸くん。まぁ、美味しそうだけどさ(((


『んじゃ、どーぞ。』


「「.....」」


『どしたの？2人とも固まっちゃって。』


「いや、あの...」


「あぁー、何でもない。」


『あ、そ。なら早く食べりん(なよ)。冷めるぞ。』


私はそう言いながら2人の口にねじ込んだ。主に今ちゃんから睨まれたのでみやびちゃんのところへ逃げようとしたが捕まった。


「おい、お前やってくれたなぁ。」


『ﾕ､ﾕﾙｼﾃ.......』


「無理に決まってんだろ。あ、龍造寺、丁度いいところに来たな。Aに食わせてもいいか。」


「え、よかたい！逆に食べて欲しかったったいね！」


『え。』


龍造寺君からお箸を取り、今ちゃんが玉子焼きを(強制的に)食べさせようとしてくる。逃げたいが、幸くんによりがっちりと捕まえられているため逃げられない。
あれ、これ詰んでない？


『HA☆NA☆SE』


「知らねーよ。おら、食え。」


「そうだよ、早く食べな。」


悲しくも私の願いは2人に通じず、玉子焼きが口の中へと入る。













うん。苦手だ。しかし、根性で食べきった。褒めて欲しい。


『今度なんかやり返すからな.........！』


「はっ、やってみろ。」


多少今ちゃんのドヤ顔にムカつきながらみやびちゃんのところへと向かった。

十六話→←十四話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す