第十二話 ページ13
前の続きからです
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伊「なら俺も迅さん達側で参戦するよ。そうすればこっちが負けることはほぼゼロだ。俺が天羽の足止めして忍田さんと迅さんが他の部隊の相手すればいいんだし、最悪玉狛全員連れてくればいいしね」
唐「!!(戦闘力だけを見ればノーマルトリガー最強。遠征回数も多く経験値の高さから来る指揮も抜群だと言う。1人でA級部隊4個分にも及ぶ実力者。それが参戦すると言うのか…)」
迅「失礼します!」
「「「……!」」」
迅「どうも皆さんお揃いで、会議中にすみませんね」
「「「「な………!?」」」」
伊「ちょっと遅くないですか?」
迅「ごめんごめん笑…ちょっとね」
伊「(まぁ、そりゃ感傷にも浸りたくなるか)別に怒ってるわけじゃないんですけど」
木「迅………!!」
鬼「きっさまぁ〜〜!!よくものうのうと顔を出せたな!」
迅「まあまあ鬼沼田さん。血圧あがっちゃうよ」
城「何の要件だ?迅、宣戦布告でもしにきたか?」
迅「違うよ城戸さん。交渉しにきたんだ」
鬼「交渉だと?裏切っておきながら…」
唐「いや、本部の精鋭を撃破して本部長派とも手を組んだ。戦力で優位に立った今が交渉のタイミングでしょう」
迅「こちらの要望はひとつ。ウチの後輩空閑遊真のボーダー入隊を認めていただきたい」
伊「え?玉狛で手続きしたんじゃないの?」
迅「それが、太刀川さんが言うには本部が認めないと入隊したことにならないんらしいんだよね〜」
伊「へー、初めて聞いた。そんなルールあったんだね。で、入隊できたらボーダーの規則で遊真の安全も守れると…よく考えてるねぇ」
城「私がそんな要求を呑むと思うか」
迅「もちろんタダでとは言わないよ。代わりにこっちは風刃を出す」
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作者名:くさったたまご | 作成日時:2022年9月5日 6時