【第10話】 ページ13
(Aside)
キーンコーンカーンコーン
六限目。一日の最後の授業の終わりを告げるチャイムが学校に鳴り響く。
先「起立、礼！」
教師の号令に合わせ、私は適当にお辞儀をし、ぐーっと伸びをした。
「あー寝るかと思った。」
り「それなーw」
隣の席のりおなとそんな適当な会話を交わしながら、私は特にあまり見ていなかった教科書を片付ける。
トントン、と机で教科書とノートを束にして揃えて、リュックにしまう。
それからはなんとなくぼーっと過ごしていると、いつの間にか帰りのHRが始まって、終わっていた。
先「さようなら。」
先生のその言葉を合図に、クラスの皆がリュックを背負って立ち上がったり、ガヤガヤし始める。
り「よーし、帰るか！」
りおなにそう言われ、うん、と返事をして私も自分の席から立ち上がった。
すると、あの、という男性の声が、私の前の席から聞こえてきた。
ふとそちらを振り返ると、今日転校してきた…さとみ、君？がそこに立っていた。
深い青色の綺麗な瞳に見つめられる。
「ん？」
私がそう言うと、りおなもさとみ君に気付いたらしく、立ち止まる。
さ「あー、よかったら、今から校舎案内してくんないかなって思って…転校してきたばっかで、何も分かんないんだよ。」
へへ、と笑って、彼は後ろ頭を掻いた。
なんで私に頼んだのか知らないが、ここで、あ、無理です。と断るほど私も薄情じゃない。
「もちろんいいよ？」
私がそう言うと、さとみ君は、ほっとしたような表情を見せた。
「じゃありおな、そういう事だし先帰ってていいよ」
私がそう言うと、りおなは了解ーと言って、私に手を振って教室を出ていった。
「じゃあ行こっか？」
校舎案内、といっても、そんな事するのは初めてなのでよく分からないが、取りあえず私は、さとみ君と一緒に校舎内を回ることにした。
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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください！！無理しないでくださいねヽ(´ｰ｀ )ﾉ (2021年8月2日 19時) (
レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します！ (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか？え？何で？何でだよｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞ｡｡｡ｽｲﾏｾﾝ (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え？？？？おもろい( ﾟдﾟ)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい！ (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2019年4月22日 16時
