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【第35話】 ページ38

(ななもりside)

な「あっ。」

Aちゃんがこの家に一緒に住むことになり、これからまた楽しくなりそうだなぁと思う反面、しっかり守らなきゃ、と改めて心を引き締めている最中。

俺はあることに気づいてしまった。

こ「ん?」

る「どうしたんですか?」

俺の間の抜けた声に反応し、そこにいる皆が不思議そうな顔をこちらに向けた。

な「いや……そう言えば、今日Aちゃんが寝る部屋がないなーって思っt」

ジ「え!!!!」

俺の言葉を遮って過剰に反応するジェル君。

多分、俺の言葉の意味をもう理解したのだろう。

る「?部屋はあるんじゃないんですか?」

話し合いの時言ってたじゃないですか、とるぅと君は首を傾げる。

な「いや、その時言ってた物置部屋、まだ片付いてなくてね?」

そう、Aちゃんがお風呂に入っている間の話し合いの時、これからAちゃんの部屋は、今物置部屋として使われている部屋を片付け、そこを使ってもらおう、という話をしていたのだ。

……まぁまだ片付いてないんだけど。

さ「要はAちゃん用の部屋は明日からできるって事か?」

さとみ君の言葉に、俺はそうそう、と頷いた。

「あ、あの、ここのソファで寝ちゃダメかな?」

どこか申し訳なさそうに控えめな声で、Aちゃんはリビングのソファを指してそう言った。

こ「いやいや普通にダメでしょ。」

莉「体痛くなっちゃうよ。」

二人の言葉に、そっか、とAちゃんは肩を落とす。

さ「……問題はそこじゃねぇよな。」

さとみ君は腕を組み、キリッとした表情でわざとらしくキメて言った。

さ「問題は……今晩Aちゃんを誰の部屋で寝かせるか、だよ。」

「……えっ。」

さとみ君の言葉に、るぅと君と莉犬君は半分呆れたような視線を向けていたが、ジェル君ところんと俺は、それに共感するように頷いた。

当の本人であるAちゃんは、その言葉の意味を理解しているのかいないのか、間の抜けた声を発していたが、これは俺達にとっては大問題である。

……なにせ、この中の誰かが、可愛い女の子と寝る事になるのだから。

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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください!!無理しないでくださいねヽ(´ー` )ノ (2021年8月2日 19時) (レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します! (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか?え?何で?何でだよオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙。。。スイマセン (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え????おもろい( ゚д゚)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい! (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2019年4月22日 16時

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