【文スト】あの電子音に文豪達を。【ボカロ】

~第一話 another side~ 最上階から…。（第二話の馴れ初めというか…。第一話の番外編みたいな物です。） ページ9

〜太宰(黒)side〜
最上階から見た景色。落ちる陰がずっと。《あの人》の面影が重なってしまう。

嗚呼、また来た。《未来の私》が。

ねぇ、《君》は《私》、《私》は《君》。

ならさ。《私達》のこの声は…


聴こえているの？

…。ああ、そうか。

《私自身が聴こえていないから、《君》(私)にも聴こえないんだ。》

私は嘘つきだ。

ねぇ。

どうせ。

《私達の》

この声も、

『もう、聴こえてはいないでしょう？』

嗚呼。又。同じ事を繰り返してゆく。

【ハロウィン企画！！】Trick and Treat!→←~第一話~ 街中の《青年》と【少年】

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