【文スト】あの電子音に文豪達を。【ボカロ】

~第七話~とっても素敵な《呪い》 ページ27

二人は笑う。

それでも笑う。

『lalala♪』

唄を歌いながら、少女はこう言った。

少女『嗚呼！とっても素敵な呪いね！』

と。

少年「え？どうゆう事？」

少女『だって、永遠に生きるなんて、《自分は今、生きている》っていう実感がないじゃない！でも、私達なら、例え明日死んでも、『今』が確かで大切になるでしょ？だから、私は、この《呪い》がとっても素敵だと思うの！』

少年「…。」

少女『？どうしたの？』

少年「あ、いや！その…。君らしいなと思って。」

少女『何それー！』

そして又、二人は笑う。

しかし、少女はある事に気付いた。

少女『そもそも何故、《赤い実》を食べたら呪われるの？

何故、子供達は私達以外いないの？

《何故、大人達だけでしか永遠に生きていないの？》

…。

そっか！そういう事だったんだ！』
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
《物語》は終盤へと近づいていく…。

~第八話~本当に《呪われていたのは…。》→←~第七話~《赤い実》の正体

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