【文スト】あの電子音に文豪達を。【ボカロ】

~第二夜~疑念の刃と愛という免罪符 ページ12

〜貴方side〜
『すー。すー。…ん？』

気づけば、私はベッドの上にいた。目隠しはしたままだった。

『(なんだろう…？なんだか…。夢を見ていたような…。まぁいいや。)』

でも…最近…。《治さんと中也さんの様子が少しおかしい様に思える。》

確か…。此の前、こんな事を言っていた様な…。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
太「いいかい？この世界に《愛》なんていう《免罪符》は存在しない。

だから君はこうして私達の側にいる。大丈夫。君の面倒は私達が見るから。

…。《其の内、その必要も無くなるけど。》」

『？何か言いましたか？』

太「いや。なんでもないよ。ただの独り言さ。」

中「おい。俺にも喋らせろよ。さっきからお前らだけでベラベラと喋りやがって。」

太「あれ？ヤキモチ？うわーっ。きも〜い。」

中「テメェ！《お前のも一緒に貰ってやろうか！》」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
『…？』

何か声が聞こえるな…。

隙間からなんとか見えるけど…。

あれは…。《ランタン》？

『(……………！？！？！？？！)』

何…！？如何して……！？！？影が……！！

『(私が遊んでた《ぬいぐるみ》と一緒！！)』
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
もうそろそろ終盤。さて。どうなる事やら。

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