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「じゃ、俺はこれで、あとは2人で色々決めてね」
「え?」
「わかりました。ありがとうございました、小笠原さん!」
明らかに、全部丸投げされた
松尾さんと出会って10分くらいしか経ってないってば!
「君島先生、日程とか希望あります?」
「あ、私実はバイトしてて…いや、あの先生ってやめていただけると」
「あ、ごめんなさい。君島さん、でいいですか?」
「はい」
君島さん以外呼び方見つからないんだけど……
「バイトの日程に合わせて変則的に…ということで大丈夫ですか?」
「え?あ、あの、松尾さんの予定は?」
「俺は、上京して間もなくて友達もおらんし、お金も仕送りバイトもダメで自由がないんです」
松尾さんは少し眉を下げて、悲しそうな顔をした
なんだか、放任されている私にすれば少し羨まし気がするけどな…
少しだけだけど
「あ、重たいですよね。すみません、日程は君島さんにおまかせします。」
「わ、わかりました。授業日はシフト表で連絡致しますので、ご都合が悪ければ調整するので言って下さい」
なんだか、なんだかなぁ…
淡々としていくこの感じ、嫌いではないし
どちらかと言われたら私は好都合なんだけど
「ありがとうございます。時間帯も大学もありますし、おまかせします」
「はい、わかりました。あのどこで授業するんですか?」
「小笠原さんには大学の図書館か、カフェテリアを利用すればいいって聞いてました」
松尾さんの家って言われたらどうしようかと思った……
夏休みだし、人は少ないから大学の方がいいよね
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妖夢 - 続きがとても気になります!更新頑張って下さい! (2018年3月29日 18時) (レス) id: 06d5480a49 (このIDを非表示/違反報告)
しらゆきこ - 更新楽しみにしてます!! (2018年2月27日 0時) (レス) id: 6892ebfcfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はに | 作成日時:2018年1月14日 2時