土御門有馬の妹は鵜宮天馬の恋人でした。2【双星の陰陽師】

五十八話 ページ23

私はここは何処だかわかるはずもなく、ぶらぶらと歩いた。






『兄様〜〜!!!Aが来ましたよ〜！いたら返事して！』





・・・・・・・・・・・こ




『!!??兄様！？いるの！？』






微かに聞こえてくる声。私は声のする方へ走った。







すると頑丈な扉が見えた。どうやらここからするようだ。





『兄様っ……？この中にいるの……？』






有馬「Aっ……。よかった無事だったんだね………怪我はない？」






扉越しで聞こえてくる久しぶりの兄様の声。気がつけば私は涙が出ていた。





『ｯ!ｸﾞｽｯ…!う、ん……大丈夫だ、よ……!!今……出してあげるから……』





有馬「!!!……泣いてるのかい？………色々迷惑をかけたね。ごめんねA……」






『兄様が謝る事じゃないよ！自分を責めないでよ……。兄様少し下がっててね。』






ﾄﾞｶﾞｱｧｧｱｱｧﾝ!!






私は裂空魔弾で壁を壊した。






中には椅子に座っている兄様がいた。






『兄………様……………!!!!』






私は兄様に抱き付いた。兄様も抱き締め返してくれた。





有馬「A……!久しぶりだね。!!顔少し腫れてるじゃないか!」





『うん……ちょっとね!兄様こそ怪我とかしてない？』






私は兄様のほっぺたとか手とかを確認した。





有馬「……そうか。大丈夫だよw
…………とりあえずここ、出よっか。」







『うん!!』

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