Story.6 ページ8
先生「これで実習を終わる。礼!」
「「「ありがとうございました。」」」
麻里「A、あとで話があるのだけれど…。放課後、いいかしら?」
「あっ、うん。わかった。じゃあ放課後、いつものとこでいい?」
麻里「ええ。」
麻里ちゃんからの話か。なんだろう?
あっ、そういえばいちごちゃん、あのあとどうなったのかな?
樫野くん、ひどいこと言ってないといいけど…。
.
.
.
放課後…
やっぱりここ、綺麗だなぁ。
麻里ちゃんから教えてもらったんだよね〜。
ここでよく2人で話したりするんだ。
麻里ちゃんによると、アンリ先生もここが好きだったらしい。
麻里「A。」
「あっ、麻里ちゃん!」
麻里「遅くなってごめんなさい。」
「ううん、全然大丈夫。それで話って?」
麻里「私、今年のケーキグランプリに出場しようと思っているのよ。」
「えっ、そうなの?」
麻里「ええ。今年が最後のチャンスだから。」
「そっか。」
麻里「それで、もしよろしければ一緒のチームにならない?」
「えっ?」
麻里「Aがいたら心強いと思って。もちろん、答えは今すぐ出さなくてもいいわ。まだケーキ
グランプリまで時間はあるもの。」
「けど、私、中等部だよ?高等部の麻里ちゃんたちと一緒のチームになれるの?」
麻里「過去に中等部でも高等部のチームに入った人がいたわ。だから大丈夫だと思うわ。」
「…少し、考えさてもらえないかな?」
麻里「ええ、もちろん。私はサロン・ド・マリーでの仕事があるから、これで失礼するわ。」
「うん。またね〜!」
ケーキグランプリ、か。
出場するかなんて全く考えてなかった。
私、スイーツで順位をつけるのって嫌いなんだよな…。
もう少し考えよう。
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マナ(プロフ) - 質問いいですか? (2020年12月18日 10時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひーちゃん | 作成日時:2017年10月31日 14時