全員、惚れさせてやる♡ 【東リべ】

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バニーガールの服ってこんなに露出するんだ






これを着て店の前で客引き…？







恥ずかしいけどイケメン見つけたら死ぬ気でアピールしてやろ。






「じゃあAちゃん、着替えてきて！」






『ウッス』







渋々更衣室に入って布が少なすぎる服を着る







そしてウサギの耳のカチューシャを付ける…







…うん、やっぱり私が着たらかわいーわ♡







思った数倍 私に似合ってた。まじスタイル磨いといてよかった〜






『どーすか！似合いますか！』





カーテンをシャっと開けると、お姉さんは目を見開く







「…うーわ、めっちゃかわいい。似合ってるよ！」




『やった♡』




「よし、準備終わったら早速外行くよ！」




手を引かれ店を出る。お偉いさんにめっちゃ胸ガン見されたけど。





「いい？客引きで必要なのは、お店に行きたいって思わせること！とりあえず媚び売っとこ！」




『ウッス、得意っす』





やっぱり六本木、人多いなぁ。



21時くらいなのに街はガヤガヤしていてすっごく元気



人通りが多いからここは客引きスポットなのだろうか



違うお店のキャバ嬢があちこちにいる。






「おお、お、お嬢ちゃん、か、可愛いねっ」



ん…なんか太ってるジジイが話しかけてきたんだけど




『わぁ！ありがとう♡お兄さんお仕事帰り？』


「A！捕まえるんだ！」ﾎﾞｿｯ





お姉さんが小声で捕まえろと応援する。いやこの距離聞こえるって…(笑)




「そ、そう！しっ仕事終わったんだ…おお、お嬢ちゃんここのお店かい？！？」





この人ずっとオドオドしてるなぁ。





『そうだよ、ここのお店♡良かったらどう？』





じじいに顔をグイッと寄せて店を進める。



ジジイはみるみる汗ばんできてハァハァという声を漏らす



気持ち悪いなぁ…さっさと店入らせよっと






『お兄さんがお店来てくれたら嬉しい♡』



「い、いぐ、いきまふッ！！！♡」



「A早速ナイス〜♪」




さっきからお姉さんは心の声がダダ漏れだけど、まぁいい



早速1人のお客を捕まえた！私才能あるんじゃね〜？




『じゃあ、こっちね♡』


「はひ…♡」




ジジイの手を引いてお店のドアを開けると、黒服がいらっしゃいませと言葉をかける




私はまだ客引きがしたいからこの人と同席はしない♡






『この人お願いします♡私外に戻ります』



「かしこまりました。お客様どうぞこちらへ」



「へ、ちょキミじゃ…」

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