検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:8,512 hit

花魁道中 ページ3

妓楼を出て下男(げなん)の肩に手を置く。
下男・禿・新造達を引き連れて、妖艶な雰囲気を漂わせ、ゆっくりと歩けば次第に人が集まってくる。

真紅の着物に刺繍が施された金の帯。しっかりと結われた黒で艶めいた髪に、金銀の美しい(かんざし)を大量にさしている。とても派手な格好である。
ぞろぞろと人を引き連れて歩くととても目立つ。


サービスかのように微笑めば、男達は私に釘付けになる。これも慣れたものだ。









しばらく歩くと揚屋に着いた。
顔見知りの男がひょこっと顔を出す。


天元「よォ、今日も派手でいいな!」

A「宇髄さま、3度目のお迎えありがとうござりんす。」

天元「今日は喋ってくれるのか」

A「この度わっちらは馴染みとなりんした。もちろん愛させていただきんす。」

天元「そりゃあ良い!ならば派手に妓楼に向かうとしよう」

A「はい、向かいんしょう。」



ほんと何度見ても整った顔立ちだなぁ、
そんなことを思いながら妓楼に向かった。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


下男・・・下働きの男性。

わっち・・・花魁の一人称。私のこと。

感情→←花魁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 宇髄天元 , 花魁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ジュナ(プロフ) - このお話とても好きです。遊郭での専門用語や花魁の話し方、解説もわかりやすくて、勉強になります。私もいつか遊郭でのお話を書いてみたいと思っておりますので、参考させて頂ければと思っております。次の更新心からお待ちしております。 (2020年12月9日 18時) (レス) id: cf5b081365 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hinata | 作成日時:2020年4月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。