たこさん ページ35
私は走ってタマの隣に追いつく。
裕太「泣き虫A。
そんなやつはこーしてやるっ」
「っ..!いてててててっ」
ぐにぐにぐにーって
ほっぺたぎゅって引っ張られて
「ひぃたいふぇすー」
裕太「えっ?なんて?」
聞こえてるくせに続けてるタマ。
今度は内側に寄せて
裕太「Aの顔がゆがんでる笑」
裕太「たこさん唇。笑」
なっ、たこさん!?
言い返そうかと思ったけど
タマのくしゃくしゃな笑顔見たら
まぁいいかって思ったりして。
いつのまにか私もつられて笑っていた。
裕太「ひとつだけお願いしていい?」
「えっ?」
裕太「今週の試合、Aに見に来て欲しい」
私の家の前で急に言った言葉。
私なんかが行っていいのか。
そんな思いが私の頭の中を巡っていた。
「いく。」
気づいたらそう言っていた。
裕太「そっか、よかった。
俺、かっこいいとこ見せないとなー笑」
俺絶対ゴール決めるから
自信満々にそう宣言して
本当に?っていっぱいからかった。
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作者名:ひなた | 作成日時:2019年1月1日 23時