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きっかけ ページ18

その質問に少したじろいでしまった。













正直いうと







このままでいいって思っている自分がいた。








だって傷つかなくて済むから。

























加奈「でもさ、それって本当にヒロくんが
望んでいる事なの?」






加奈「ヒロくんの気持ち...考えてみてよっ..‼」

















この言葉が私の心にストンっと



落ちた気がした。

















なんか今、加奈が大事なことに




気づかせてくれた気がする。


















普段おしとやかな加奈。






しかし今は自分の事のように







一生懸命になってくれて




顔をぐちゃぐちゃにして話す加奈を









なんだか


直接見ることができない。

























加奈がまた来るからって言い





それを見送った後












私は1人で考えた。




















今の私を見たら



ヒロは怒る気がする。


















生きてんのかって





お前このままでいいのかよって





心にヒロの声が響いた。
















背中があったかい。






なんかヒロに包まれてるみたい。











そう思ってる自分が


久しぶりで





少しだけ笑うことができた。























なんだかヒロが側にいるような気がする。

















そう思って後ろを振り向くと











カーテンからさした太陽の光が







背中に優しくあたっていた。

強くなる→←親友の存在



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作者名:ひなた | 作成日時:2019年1月1日 23時

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